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人外・魔物など 人外・魔物の種族、キャラクター

魔物の種族

夏妖
夏妖(かよう)/昆虫系・吸血/寄生型

外見・性質共に「蚊」と酷似した、昆虫系の魔物。夏の妖怪=「夏妖」と呼ばれる。
生物的な雌雄がなく、人間に寄生し宿主を吸血鬼化することで吸血行為を行い、その個体が分裂、あるいは「糧」となることで種族が存続される(意識や知識も共有化されるが、経験値的なものは継承されない)。ただし人間に寄生ができる確率は非常に低い(寄生される人間は一年に2,3人いれば多い方)。また「夏の一定期間しか吸血行為はNG」とされている。
寄生された人間は、自分の意識を保ったまま夏妖と同化し、いずれ意識も乗っ取られてしまうため、基本的に助けることは出来ない。夏妖が体内から出た瞬間死亡する。
人間に寄生していない状態であれば、噴射式の強力な殺虫剤でも除去することができる。
能力的には個体差はあまりなく、宿主の人間性能にも左右されるが、彼らが寄生できる人間は大抵「貧弱・欝気味・死を望んでいる」などの共通点がある。
猫紐
猫紐(ねこひも)/動物系・ゴミ漁りなど(悪戯レベル)/群生

郷では「動物の姿をしていて、霊魂だけのような存在」を「〜紐」や「脚なし」等と呼ぶ。これもその一種。
化け猫の一種。「化け猫になりそこなった猫の妖怪」というほうが正しい。長い紐のような形状で浮かんでおり、顔や鳴き声は猫っぽい。時々手足の生えたものもいるが、大抵は脚がない。
特に何をするわけではなく、基本的にはゴミ漁りなどの悪戯をするが、沸くときは大量に沸くので放置しているとゴミが撒き散らされてしまう。
郷に時々大量発生(集まってくる)ことがあるので、その時はまとめて縛って「遠くに棄ててくる」(山に長くいると大抵は自然の中に霧散してしまう)。
使い魔として使役する場合もある。猫紐を大量に集めて「一匹の猫」にすることもできるらしいが、人語を解する妖猫から化け猫へ進化する事が多いので、おすすめしない。
外鬼
外鬼(そとおに・げき)/外来種・吸血鬼の一種/人間と同型

見かけは人となんら変わりないが、不死に近い肉体と高い戦闘能力を有する。その血は人間を同族に変え、他の魔物には致死毒として作用する。
もとは西洋の吸血鬼の一族。といっても吸血行為を行うわけではなく、その素質は夢魔に近い。吸血鬼=ノスフェラトゥ、という名称を好み彼ら自身が使うこともある。
郷者は「遠方からの災厄」という意味を込め、彼らの種族を「外鬼」と呼ぶようになった。闘争本能・征服欲が強いため、渡来してきた当初は郷者と激しい対立関係にあった。
彼ら種族(一族?)が「組織」として成立しはじめた時期(中世頃と言われるが定かではない)の価値観・世界観を基準としており、身分制度を現在も踏襲している。ゆえに、「伯爵」などの爵位で呼ばれる者も。
外見的特徴は、金髪・長身痩躯・青い瞳などが挙げられる。血が濃いほどにこの性質は表れるが、その限りではない。
吸血鬼の一種らしく、人間を同族にすることもできるが、その方法はあまりはっきりしていない。「外鬼の血」を精製すると、強力な魔薬になる。強い酩酊感、幻覚、中毒性があり、常用しつづけることで「人ならざるもの」になるとも言われるが…。

「不死に近い肉体」ではあるが、再生能力や免疫が異様に高いということであり、死なない・老いない、というわけではない。致命傷を与えられれば死亡する。
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